力学演習II 数値計算(2)
「10月の課題」のレポートについて、コメントを見ておいてください。
練習
- 直方体の辺の長さと質量を入力して
密度と慣性モーメントを計算するようなプログラムを作る。
- 次の場合について、数値計算の結果と手計算の結果が
一致することを確認する。
- Lx : Ly : Lz = 2 : 1 : 1
- Lx : Ly : Lz = 1 : ε : ε
- 極限 limn→∞ (1+t/n)n を用いて、
指数関数 exp(t) を計算する。
ヒント
- 入力データの読み込み用に、
get.f を
ダウンロードして利用する。
- 慣性モーメントの計算については、プリントを参照。
- 指数関数の計算: プログラム例および解説を見よ。
11月の課題
- 円柱の慣性モーメントを手計算で求める。
- 円柱の慣性モーメントを(x,y,z)座標系で計算するプログラムを作り、
手計算の結果と比較する。
- 極限を用いて、指数関数 exp(it) を計算し、
結果を Euler の公式と比較する。
補足
プリントで配った円柱のプログラム例では、
do
ループの直前に、
次のような初期化(initialization)を補う必要がある:
IntV = 0.0; IxCylind = 0.0;
一般に、初期化を忘れると、バグのもとになる。
プログラムが完成したら、初期化を忘れていないかどうかチェックしよう。
チェックする方法は、次のように、
コンパイル用のコマンド (g77)に対して
オプション「-O -Wall」を指定すればよい:
% g77 -O -Wall なんとか.f -o なんとか
これで何も警告が出なければOKである。
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